蓼科・八ヶ岳での田舎暮らし

田舎暮らし便り

田舎暮らしレポーター(原村在住 N様)

原村に移住し、私が2年目、妻が1年目です。これから移住しようと考えている方の手助けができればと思っています。そして、将来は多くの方たちと友人としての付き合いができれば、お互い田舎暮らしがいっそう豊かになるのではないでしょうか。

「自宅の菜園で野菜づくりに励む田舎暮らしレポーター」

シリーズ8 慣習

移住者や別荘が多いため、新規移住者に対する「よそ者」意識は個人的には感じられません。(昔はあったらしい)人間的にはまじめな方が多く農家の方は大変働き者です。

こちらが挨拶をきちんとして誠意をもって接すれば、きちんと返してくれます。そんなところに都市部よりずっと確かな手ごたえを感じています。

こちらには、町内会のような区で地域が分けられていて区に入ると最初だけ5万円(入会金のようなもの)、毎月が2000円かかります。草加市では毎月600円だけでしたので驚きでした。ちょっと前は入区金が13万円だったそうです。金額は各区によって違うそうです。

一番驚いたのは、家ができた時消防団の方が来て、家に放水してお祝いをしたいというので「ご丁寧にありがとうございます。ではお願いします」と言うと「では、1万円お願いします」と言う返事です。消防団という組織の重要性は理解しているし、協力できることはしたいし、「お願いします。」と言ったし、後出しの金額指定に釈然としないながらも意見書を添えてお支払いしました。いやー、都市部から来た者には本当にびっくりでした。移住のときは思わぬ出費があることも念頭に置いた方が無難なようです。

年に3回(地域によっては1回)道路や河川の清掃作業があり、朝6時からは、やはり農家の多いところだなと実感します。都合で欠席すると3000円の出不足金の徴収という厳しいところもあります。地元では「出払い(でばらい)」と呼んでいますが出払いは、近所の方たちとの大事なコミュニケーションの場です。移住者はチャンスととらえ、積極的に出て近所の方たちと仲良くすることが、末長く快適に暮らす方法ではないでしょうか。


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